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「プロ」の子育て

先日子どもたちが通う小学校の公開授業があり、担任の先生が、先生ご自身の子育て体験談をしてくださいました。
(担任の先生はベテラン主幹教諭でお子さん2人お孫さんも2人いらっしゃいます)

この話に、シンプルだけど、とても大切なことが詰まっていると思いまして、ご紹介です。

学校では、保護者からも信頼される教育者オーラの溢れている先生です。
しかし、「良い子」だった娘さんが、中2で不登校。その体験談です。

子どもたちに関わるプロであるベテラン教員にとっても、子育て、幾多の山を越えるが如し!

お子さんが成人して山越えを経験した先生の言葉は、すごーく、熱量を感じるんです!

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教員だからこそ知っている「大人の関わりで子ども達がグングン伸びる」

それを知っているからこそ、娘さんにはたくさんのことを「してあげた」

書き初めの宿題が出れば「ここはもっと長く書いて、しっかりはらう」と添削をして、英語、ピアノ、ダンスといった習い事もたくさんして、何か選択肢があれば「こっちの方がいいんじゃない」と常に助言して。
娘さんもそれを素直に聞いて行っていたから、いい感じ!

が、突然の不登校。

どうしたらいいものかとたくさんの本を読み、カウンセリングも受け、良いと言われる先生の話も聞き…ハッと気がついたそうです。

子どもは関わる「大人の力」で伸びると思い込んでいたけれど、そうではない「子どもの中に育つ力がある」のだと180度子育て感が変わったと言います。

「子どもが育つ力」の源は
「親に愛されている」こと
「それをはっきりと自覚出来る」こと
ここが満たされている子は心やさしく、たくましく生きていける。

このことができていれば細かい事は心配しなくて大丈夫!
ただ「子どもには力がある」と本気で信じて関わっていけば良い。

実際に、先生が娘さんへの接し方を変えたことで、表情も明るくなり、気持ちも上向いて自らまた学校へ通うようになったそうです。
また、第二子の息子さんに対しては先のように接したことで、何事も自分で決断する、失敗も糧にして自分で道を切り開く大人へと成長したそうです。

その為に

私たち大人ができること
(担任の先生直伝バージョン、私の記憶の範囲で)

①子どもから言ってきた時だけ、ただ聞く、しっかりと聞く(大人の意見はぐっと飲み込んで)。
自分の話をしっかり受け止めてもらえると、人は必ず自分の力で立ち上がり歩き出す!

②意識して良い所を見つけようとすると見えるようになってくる!
いい所を、たくさん見つけて褒めよう。

③子どもに対し、イライラ、ガミガミするなら見ない。
(ついつい言いたくなるお小言…10のうちの1言っても多いくらい)

④100%を求めない。60%なら最高!30%でもすごく頑張っている!

⑤家庭は安心して、甘えられて、ゆったり過ごせる場所。外の生活で十分鍛えられる。

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私も三児の母として、子どもたちやママに関わる仕事をするものとして、心に刻みます。