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自分以外の誰かのために、使う時間

こんばんは。ママトコビクスおおた鈴木です。

夏休みの宿題の定番といえば…読書感想文!
毎回最後まで残るんだよな~

しかし‼
今の私なら、この本で原稿用紙三枚、感想を熱く語れます‼

先月、105歳で逝去された日野原重明先生の著書です。

成人病を生活習慣病と呼ぶよう提唱され、「新老人の会」を立ち上げられ、
100歳を過ぎても現役の医師として活躍され…

日野原先生に直接お会いしたことはないけれど、著書を手に取り心から尊敬し慕わせていただいています。

 

この本との出会いは、約10年前。長男2歳、真ん中娘は産まれたばかりの時期。

この頃は、長男のご飯を作ってとりあえず食べさせながら、娘の離乳食も作って、という生活。
ご飯作ってばっかりいたので自分のご飯も食べた気になっていて、猛烈な空腹に気が付いたら自分のご飯を食べ忘れていた、ということが何度もありました。

また、娘の授乳中に「おしっこー」と教えてくれる長男…授乳しながら長男をトイレに座らせたこと数知れず。どちらも待ったなし!体と心の余裕が極少の時代でした。

「自分のための時間が一秒たりともない。毎日こんな生活で、私何のために生きてるんだろうか?」そんな考えが頭を埋め尽くしていたのでした。

そんな時、病院受診の待ち時間に出会ったのが『いのちのおはなし』でした。
この本は小学校(10歳前後)のこどもたちに向けて行った「いのちの授業」を書籍化したものです。

「いのちはどこにある?」という問いかけ。

それに対する日野原先生の考え、
「いのちは、自分の持っている時間。これから生きていく、時間」
「時間をつかうことは、いのちをつかうこと」。

また、あとがきに更に心に響く言葉が!

”人が生きていくうえで、もう一つ大事なことがあります。それは「こころ」です。お互いに手をさしのべあって、いっしょに生きていくこと。こころを育てるとはそういうことです。自分以外のことのために、自分の時間をつかおうとすることです。…(中略)「いのち」やいのちをどうつかおうかと決める「こころ」は見えませんが、見えないものこそ大切にすべきです。…(中略)わたしの時間は残り少なくなっていきましたが、自分の時間をほかの人のためにつかってせいいっぱい生きたいと思います。言葉でいうのはかんたんですが、じつはむずかしいことです。でも意識して、努力したいと思います。
自分のもっている自分の時間。それが自分のいのち。
きみたちはこれから、そのことをよく考えて、生きていってほしいと思います。

私はこの本を読んで
「自分の時間が一秒もない」と嘆いていた自分の浅はかさに気づくと同時に
「母親というのは、なんて、力強く生きているのだろう!自分のいのちの時間を、自分以外の誰かのために毎日毎日全力でつかっているではないか!」と気づかされたのでした。

そして、こんな生き方が、いのちの時間の使い方ができることに、ありがたさを感じたのでした。

独身時代や、DINKS時代には、こんな濃密ないのち時間を使うことはなかったから。

いのちをつかう、漢字で書いたら「使命」。

自分のエゴが顔を出しそうにになったら「さあ、私の使命は?」と問いただすことにしています。

★★★★★

ママトコビクスおおたは8月夏休み。
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